ジブリを愛する管理栄養士が、ジブリ美術館「食べるを描く」に行ってきた感想②

続きやで。

このページは
ジブリ好きの管理栄養士 笹村望が
ジブリ美術館で行われている展示会
「食べるを描く」
に行った感想を書いております。
 
このページは、「その②」なので
「その①」をまだ読んでいない方は
こちらからどうぞ↓

http://hayaodazo.xsrv.jp/monogatari/2018/02/05/post-526/

 
 
はい。
では、続きです。
 
 

内容④:
料理を美味しそうに見せる色を学ぶ。


今まで、料理に使う色の数って
多ければ多いほどキレイになるものと
思っていました。
 
しかし、宮崎駿監督は
最も効果的な色は3色。
と説明しています。
 
4色以上だと、
色の効果が薄まるとか。
 
ちなみに、こちらの
魔女の宅急便で出てくる
キキの為のチョコレートケーキの
チョコレートの色も3色で塗られているそうです。
 
 
・・・と言われても、
全然分からなかったですが
3色で塗られたチョコレートは
ツヤツヤで濃厚な味なんだろうな
と、連想できるほど
美味しそうな色に仕上がっています。
 
他の作品にでてくる料理の色も
次に映画を見るときにじっくりと
観てみようと思います。
 

内容⑤:
食べる人の食べ方、目の動きを学ぶ。


もう一つ、展示会で知ったことは、
食べ物をおいしく見せるポイントとして
登場人物が見せる
食べ物を見る目の変化
があることが分かりました。
 
展示会には、色んなキャラクターが
食べ物を食べているときの
目の変化について書かれているところがあるので
ここもじっくりと見て欲しいです。
 
特に、印象的だったシーンは、
「千と千尋の神隠し」で
千が、ハクからもらったおにぎりを
食べるシーン。
 
最初の1口は
感情がない目をしていたのですが
2口、3口と食べ進めるうちに
みるみる、目の動きが変わってきます。
 
その様子が、絵コンテで全て
見ることが出来るので
迫力満点です。
 
あ、だから
あのおにぎりが美味しそうに見えたんだ。
と納得するほど。
 
これは是非
じっくり見て欲しいです。
 
 
ちなみに、私は
美味しいものを食べるときは
目を見開くタイプです。
 
私の友達が美味しいものを食べるときは
目をつむって
じっくり味わっている感じがします。
 
食べるときの目の変化でも、個性が出るのが
楽しいです。
 

内容⑥:
作り手の想いを作品にのせることを学ぶ。


ジブリ映画で食を伝えるときには
観る側に、違和感が無いように
伝える必要があります。
 
それともう一つ。
観るときのワクワク感も
ジブリ映画ならでは。
 
ワクワク感って、
初めて見るものに対して
起こることが多いです。
 
私は、初めて魔女の宅急便を観たときに
あんなに大きいパンを販売している店は
知らなかったのですが、
魔女の宅急便が公開された時
日本には、スライスされていない
大きなパンが販売されている店が
少なかったそうです。
 
 
それでは、どうやって
魔女の宅急便の舞台が作られたのか。
 
それは、
魔女の宅急便で出てくるパン屋さんなどを
実際に、モデルとなる現地、
スウェーデンまで行き
店の雰囲気や、取り扱っているパンの種類
陳列方法まで勉強して
作品を描いたそう。
 
それは、インターネットが普及して
いつでも、みたい情報が見れるようになった
今でも同じ。
 
その理由は
作り手の感動や実感が、作品に反映されるから。
 
 
スタッフさん達こうした努力が
作品中の舞台に反映されて、
作品を観た私たちが
「いつか、ジブリ作品の舞台になったところに
行ってみたい」
という発想になるんだなあ。
 
やっぱりすごいや、ジブリ作品。
 

感想:ジブリ作品を観る目が変わった。


以上が、ジブリ美術館
「食べるを描く」に行ったまとめでした。
 
もう、終始感動しっぱなしの展示会でした。
 
 
ジブリ映画の作品に出てくる食事のシーンって
何分間なんですよ。
 
そのたった何分間のシーンなのに
ジブリ=食事のシーン
と言われるほどインパクトがある食について
宮崎駿監督始め、ジブリ制作スタッフが
想像以上のこだわりを持っていることを
知ることが出来ました。
 
今後、ジブリ映画を観るときは
今までとは違う視点で
楽しむことが出来そうです。
 

どうやって行くの?


ジブリ美術館に行くためには
事前にローソンで入館チケットを買う必要があります。
(1000円 税込)
行きたい日から1ヶ月前から買うことができます。
土日・祝は、早くに売り切れるそうなので
お早めに。
 
場所は、三鷹駅から徒歩15分の所。
バスだと、三鷹駅から5分で着いちゃいました。
 
私は、行きはバスでびゅーんと。
帰りはのんびり歩いて、三鷹駅まで帰りました。
 
ぽかぽか晴れている日は、のんびり歩いて帰るのがおすすめ。
 

最後に:食べることが好きな人こそ行って欲しい。


今回のジブリ美術館は、
大好きな、管理栄養士お二人と行ってきました^^
 
実は、お二人とも
ジブリ作品をあまり知らなかったのですが
(それでも一緒に来てくれて本当にありがとうございます!)
 
ジブリ美術館で、ジブリ作品の裏側に触れて
「来て良かった!」
と、楽しく過ごせたみたいでほっと一安心でした(笑
 
食に携わる仕事をしているのもあって、
ジャンルは違えど、
食に対する情熱が高い作品に触れることで
今後の活動にプラスになることも多いはず。
 
私はなにより、
大好きな二人と一緒に、
大好きなジブリの食を深める場に
行けたことが幸せでした♡
 
・食べることが好き
・ジブリ作品が好き
・アニメ制作の裏側が見たい!
という方必見のこちらの展示会、
2018年5月までの公開なので
是非、行ってみてください^^
 
 
ここまでお付き合いいただき
ありがとございました!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です